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セダンとは?
セダンとは前席と後席2列からなる車で子供に「車の絵を描いて」とお願いすると描いてくれるあの形がセダンだ。最近はミニバンやSUVが主流になってきていて数は減ってきているが、まだまだパトカーなどはセダンが使われることが多いので馴染みのある形だろう。
「THE・車」な美しいフォルムをしているのがセダン
そんなセダンだが最大の特徴は「車としてのデザインの美しさ」だ。
ボンネットから始まりキャビンルーフ、トランクと繋がる滑らかな曲線はデザインの基本に忠実にしやすく高級感のある車に仕上げやすい。
また車全体の剛性(車の強度)が高くいので走行安定性が同クラスの他車種よりも高い次元であることが多い。
デザインと引き換えに使い勝手は微妙
一方で室内とトランクルームが繋がっていないので荷物を積むのに車の大きさを最大限に活かせなかったりする「セダン特有の不便さ」を持っているのでコンパクトカーやステーションワゴンなどと同じノリで購入しないように注意が必要だ。
ファミリーカーではないが子育ても可能
セダンは見ての通り子育てには向いていない。
ドアはスイングドアだし車内はお世辞にも広いとは言えないチャイルドシートは着けれるが子供の乗せ降ろしは苦労するだろう。更に積載性としては車内の高さが足りないのでベビーカーを載せることはもちろん子育てにはつきものの嵩張る荷物を載せることも非常に難しいだろう。
ただじゃぁ子育ては絶対に無理かと言えば全くそんなことは無い。現に私の両親は私が赤ん坊の頃からずっとクラウンで育て上げてくれた。私自身もそんな両親の背中を見ていたので子供が小さい内でもセダンに乗っていた。
では具体的にどのようにして子育てしていたのかと言うと、セダンのルーフ(屋根)に取り付ける収納を取り付けてセダンの短所を補っていた。
子育てなんてアイディア次第でいくらでも行うことができる。だからどうしてもセダンが欲しいと思うのであれば「ミニバンが便利な理由」を探すのではなく「どうすればセダンで子育てをすることができるか」を考えるべきだ。
乗り心地は一級品
車の乗り心地は様々な要素に左右されるが、乗り心地を良くするための方法としてホイールベース(前後のタイヤ間の幅)を長くするというものがある。ホイールベースを長くすると直進安定性(真っすぐ走ることのできる能力)が高くなるので高速道路などでの乗り心地が非常に良くなる。
セダンは総じてこのホイールベースが長くなる傾向にあるので乗り心地が良い場合が多い。また車の全高が低いので横風に煽られることも少なくて横揺れも少ない点も乗り心地を良くすることに一役買っている。
代表的なセダン
大衆車の代表がミニバンとSUVになった現在ではセダンは高級車の代名詞のような扱いになっているため低価格帯の車種はすくなく高額なモデルの方がラインナップが多いという妙な現象が起こっている。
そこでこのページではあえて低価格で買えるセダンの中からおすすめの車種を紹介しようと思う。
200万円~300万円のセダン
最も低価格なのがこの200万円~300万円のセダンだ。
これより下の価格帯にもセダンはあるといえばあるのだが、コンパクトカーやステーションワゴンのケツを無理やりセダンにしたような「それセダンじゃなくていいんじゃ…」というようなセダンばかりなので、買うのであれば最低限200万円程度からのセダンを選びたい。
200万円を超えてくるとキチンと設計段階からセダンとして作られている車ばかりになるので安心して選んでいくといい。
このアクセラセダンもその一つだ。
200万円スタートのセダンとは思えない程高級感が漂っており、乗る度にウットリと眺めたくなるほどだ。
ただデザインの代償かボンネットの長さが非常に長いので若干運転は少し気を遣う。もし結婚前に買うのであれば奥さんにも試乗してもらう方がいいだろう。ちなみにアクセラハイブリッドのハイブリッドシステムの中身はプリウスなので、プリウスが良いけれどアクセラの外見が気に入っているという人はそちらを選ぶという手もある。
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そんなプリウスの特徴はなんといっても燃費の良さだろう。渋滞路でもリッター27kmという驚異的な燃費を叩きだすことができる。市街地に住んでいる人ならばプリウスに乗る恩恵は非常に大きいだろう。
一方で高速道路や郊外ばかり走る場合はモーターアシストが受けられず逆に重いだけの車になってしまって燃費が悪化することは頭の隅に置いておこう。
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スバルと言えばフォレスターやレヴォーグなどのステーションワゴンが注目されがちだがインプレッサの【G4】は隠れた名車だ。先代インプレッサはインテリアの質感が今一つだったが現行モデルは上質さを持っていてコスパが非常に高い。
しかもスバルお得意の安全装備がしっかりと備わっているので家族を乗せて運転していても安心して出かけることができる素晴らしいセダンだ。
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300万円~400万円のセダン
一般的な大衆車としてはミドルクラスになるこの価格帯でもセダンの中ではエントリーモデルが多い。だが価格に対して劣っているといったことは全く無いので安心してほしい。
ただこの価格帯のセダンはかなり尖ったモデルか海外向けのモデルが多いので可能であれば実際に運転したり触ってみたりしてから選ぶことをおススメする。そういう事情もあって私が以下で紹介する車種は1位と2位が優等生的なセダンで3位をかなり尖ったスポーツセダンとした。
ちなみにこの価格帯あたりから使用燃料はほぼ全てハイオクになるし排気量も大きくなるのでランニングコスト(維持費)は結構上がるのでその点にも考慮が必要だ。
性能も質感も申し分なく高いので外車に抵抗の無い人には強くお勧めできるセダンとなっている。コスパは抜群だ。
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トヨタが数多く販売するセダンの一つであるカムリは元々外国向けに作られた車だその大きなボディは外国人にバカ受けしたが日本で乗るには少し大きい。ではなぜ2位なのか?
それは価格に対して非常に高級感があるからだ。セダンのプロポーションを美しく見せようとするとボディはある程度大きい方が好ましい。カムリはその点大きなボディを持っているので非常に格好良くデザインすることができている。ヘッドライトの意匠と合わさって正に高級車のような出で立ちだ。「どうせセダンに乗るならば高級感が欲しい」と考える人にオススメしたい。
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形は普通のセダンだが中身はバリバリのスポーツカーなので運転は非常に楽しい。
奥さんがMTを許容してくれるのであればMTモデルの「STI」を選ぶといいしオートマ限定ならばAT仕様の「S4」でもいいだろう。どちらも非常に楽しい車に仕上がっている。モチロン通常のセダンのように子育てもできる。
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セダンのまとめ
セダンはSUVと同様に上を見ればキリが無いが購入した車だけを見るのであればコスパに優れたモデルは沢山ある。特に最近はスポーツモデルが好まれる傾向にあるので「走り」の良いモデルも増えてきている。
- ミニバンはバスの運転手になったようだから嫌だ
- どうせなら走りの良い車で通勤も楽しく
- 高級感のある車で満足感を得たい
このような考えを持っている人はセダンを選ぶと意外と自分にマッチする最高の一台と出会えるだろう。私もセダンが好きで何回か乗り継いだがセダンにはセダンの味わい深さがあっていいものだ。
是非一度検討してみてくれ。