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コンパクトカーとは?
コンパクトカーとは普通車の中では最もコンパクトなボディをしたカテゴリの車だ。これといった特徴が無いのが特徴の車で万人受けする使い勝手の良さは多くの人に好まれている。
このページではコンパクトカーの特徴を解説しているぞ。是非しっかしと学んで車選びに役立ててほしい。
※なおプチバンは本来コンパクトカーだが車の性質上ミニバンの解説記事にて一緒に解説している。プチバンが気になっている人はそちらを参考にしてくれ。
価格と性能のバランスの良さが特徴
コンパクトカーの最大のメリットと言えばその「バランスの良さ」だ。本体価格は軽自動車と同じくらいだけれど軽自動車と違ってボディサイズやエンジン出力の規制が無いので遥かに余裕のある車内スペースや運動性能を持っている。
ただその分重量税が上がったり自動車税が上がったり車自体のメンテナンス代が上がったりと「維持費」の面では軽自動車よりも遥かにかかることには注意だ。
逆に言えば器用貧乏?
価格と性能のバランスが良いという事は逆に言うと「これといった長所が無い」ということでもある。
室内スペースは上位のステーションワゴンやミニバンには敵わないしトータルコストでは軽自動車には敵わない。
つまり「子育てをしたいから広い室内が欲しい」という人や「とにかくランニングコストを抑えたい」というような”具体的に車に求める要素が決まっている人”には何とも中途半端な車に映ってしまうことだろう。
だからコンパクトカーは「とりあえず程々のスペース、程々の価格、程々の運動性能が欲しい」という人が選ぶと非常に満足感は高いだろう。
そういう意味では平均を好む日本人にはピッタリの車とも言える。
運転しやすいサイズ感は女性にもピッタリ
コンパクトカーはその名の通り「コンパクトなボディ」が売りだ。軽自動車より少し大きいくらいの大きさは運転の苦手な女性でも抵抗なく運転することができるだろう。
ただ繰り返しになるがその分室内は狭くなっているのでトランクルームや後席などは確認する必要がある。特に子供を考えている人はチャイルドシートを装着できるかどうかは要確認だ。
チャイルドシートを装着するにはちょっと狭い
実はコンパクトカーはチャイルドシートを付けるのにちょっと苦労する。いや苦労すると言うと語弊があるかもしれない、正しくは「装着できるチャイルドシートとできないチャイルドシートがある」という方が正確だ。
コンパクトカーの後席はボディが短い分ミニバンなどと比べると少しコンパクトな座席が装備されているがチャイルドシートは物によっては非常に「座面長」を必要とする。そのためチャイルドシートによっては「そもそも装備できない」ものが存在するというわけだ。
このあたりは必ず事前に調べておいた方が良い。
特に結婚祝いや出産祝いで先にチャイルドシートを貰った場合などは「手持ちのチャイルドシートが装備できるかどうか」とディーラーで確認させてもらおう。
スイングドアだけれどドア長は短い
もし子育てをする予定が無いのであればきにする必要は無いが、子育てをするつもりなら拘りたいのが「車の後席ドア」だ。
基本的にはスイングドアよりもスライドドアの方が子育てには向いている。簡単に言えば隣に車や壁などがあってもドアを全開にすることができるので子供を乗せたり降ろしたりする作業がやりやすいからだ。
ただじゃぁ「スイングドアは絶対にダメなのか」というとそんなことはない。
現に私も子供の頃は大型セダンで育てられた記憶があるしスライドドアなど一度も乗ったことが無かった。それでも親に話を聞いてみると別に苦労した記憶はないと語っているので、スライドドアは「あれば間違いなく便利だけど無くてもいける」程度の物に考えておこう。
ちなみにコンパクトカーのドアはスイングドアだが長さが比較的短いので実はそんなに苦労しなかったりする。このあたりは実際に目で見て手で触れて確認してみてくれ。
価格は物によっては軽自動車より安い
詳しく後述するがコンパクトカーは非常に価格帯が広い。
世の中では「安い車=軽自動車」のような認識があるが、実は年々価格の上がってきている軽自動車よりも安いコンパクトカーも存在するのだ。例えばホンダの軽自動車「NBOX」はハイグレードならば200万円近くになるがスズキのコンパクトカー「スイフト」ならば180未満で買える。
もちろんコンパクトカーの方が多少ランニングコストはかかるが、高速道路等をよく走ったり車にある程度の質感を求めるのならばコンパクトカーの方が満足感は高いだろう。
代表的なコンパクトカー
コンパクトカーは外車すら選択肢に入るほど選択肢が広いので車に詳しくない人だと「選択肢多すぎ…」となること必至だ。
まぁとは言っても実際問題売れているコンパクトカーから選べば殆どの人は満足できるはずなので売れ筋のコンパクトカーを挙げておく。車種選びの参考にしてみてくれ。
ちなみにおまけ的な要素として高級コンパクトカーも挙げているので高級志向な人はチェックしてみてくれ。
100万円~150万円のコンパクトカー
とにかく安いコンパクトカーが欲しい!
そんな人にはこの価格帯のコンパクトカーをおススメする。殆どの車は安い上に質感も追及されていて車種選びさえ間違わなければ最強のコスパを誇る車となるだろう。
ちなみに個人的なオススメもこのカテゴリーだ。
「所詮軽自動車メーカーでしょ?」と侮ってはいけない。スイフトは徹底的にコスト管理がされており車の完成度の割に非常に値段が安い。
室内空間は若干狭いが質感や走行性能も重視したい人にはとてもオススメできる1台だ。また車重が軽いので燃費も非常に良好。
価格 | |
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走行性能 |
プチバンまでは広くないがコンパクトカーの中ではかなり広いという絶妙な立ち位置の車なのでマッチする人には素晴らしい車となるだろう。
個人的な難点を上げるならばメーター類がゴテゴテしているのでフィットを検討している人は要確認だ。
価格 | |
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利便性 | |
燃費 | |
走行性能 |
長年熟成されているだけあって「そつのない」完成度を持った車となっている。
裏を返せば没個性な車とも言えるが、時代に流されにくいので下取り価格の安定が期待できる。
価格 | |
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利便性 | |
燃費 | |
走行性能 |
150万円~250万円のコンパクトカー
コンパクトカーの中でも最も売れ筋の価格帯がここだ。
やはり世の中の人がコンパクトカーに求めるのは「コスパ」であるということが良く分かる。実際この価格帯のコンパクトカーだからといって質感が低いとか作りが雑だということは一切無い。
あくまで価格が安いのはメーカーの努力の賜物だ。「安すぎるから不安…」などという無駄な心配は置いておいて選ぶといいだろう。
常時モーター駆動ながら発電用のエンジンを搭載して電気自動車の弱点である「航続距離の短さ」を克服している。
パワーがあるのはもちろんモーターなので騒音が少なく非常に快適に運転することができる。
売れているだけあっておススメの一台だ。
価格 | |
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燃費 | |
走行性能 |
小さくて安価でもプリウスと同じハイブリッドシステムなので非常にお買い得な車といえる。
ただ後席の室内スペースは若干狭いので要確認だ。
価格 | |
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利便性 | |
燃費 | |
走行性能 |
エンジントルク(エンジンパワーの一種)が大きいので高速道路でも非常に快適だ。
なお使用燃料は「軽油」となっているので非常に経済的なのも大きな武器だ。もし購入したら間違ってレギュラーをいれないように注意すること。
価格 | |
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利便性 | |
燃費 | |
走行性能 |
250万円以上のコンパクトカー
コンパクトカーだからといって妥協したくない!多少高くてもいい!と言う人はこの価格帯から選ぶと良いだろう。
この価格帯にもなるとボディは若干大きくなり内装の質感などもコンパクトカーと言えどもハイレベルになってくる。ただ外車はオプションが非常に高額なので必要なもの必要でない物をキチンと選ぶようにしよう。
ちなみに個人的な感情は一切抜きにして選んだが全て外車になってしまった。やはりプレミアムな車の作り方では外車に一日の長があるといえる。
ただ走行性能は高いが外車なので日本車のようなきめ細やかな心遣いがなされたインテリアは期待しない方が良い。
価格 | |
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利便性 | |
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走行性能 |
歩行者を撥ねた時用に外側にエアバッグが付いているなど安全性を求めるのならばこれ以上ない車となっている。
価格 | |
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走行性能 |
Sクラスなどと比べれば当然価格差の分質感は下がるのだが、それを上手く感じさせないようなデザインとなっている。
一度インテリアを見てみると完成度の高さに関心することだろう。
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走行性能 |
コンパクトカーのまとめ
コンパクトカーは選ぶ人が多い分車種の選択肢が非常に多くなっている。選択肢が多いという事は自分にぴったりな正しい選択をすることができれば満足感が高くなるということだが裏を返せば選ぶのが難しく失敗しやすいということだ。
コンパクトカーを選ぼうと思っているひとは是非このページを役立てて「自分に合ってるコンパクトカーはどれかな?」と探して貰えれば幸いだ。